- Home
- 第四章 本線合流と車線内走行
第四章 本線合流と車線内走行
- 第四章 本線合流と車線内走行 はコメントを受け付けていません
駐車場出口から本線合流
駐車位置からの脱出の後、一般道に出るまでを解説します。
同乗者を乗せたら、駐車場内では人と同じくらいの速度、あるいは徐行で走行するようにしましょう。駐車場から一般道に出るまでにも、一方通行など、駐車場のルールがあるので同乗者の指示に従いましょう。窓も開けたままがよいでしょう。後方から車が追いついてたとえ渋滞になったとしてもあなたは気にしてはいけません。同乗者に任せましょう。
一般道に出る場面では、様々な状況が考えられます。経験の少ないあなたは、ここでも判断を同乗者に譲りましょう。
駐車場から一般道に出る前に歩道を通過する場合もあります。歩行者や自転車などに十分気をつけましょう。徐行や、小刻みに発進停止を繰り返すと安全です。
一般道に出るときには、信号が変わるまで待つのか、じりじり前進してマナーの良い車が止まってくれるのを待つか、それとも同乗者が車を降りて、流れを止めてくれるのを待つか、同乗者の指示に従います。もしも同乗者が流れを見て「今だ」と言われた場合は、自信をもって行きましょう。その際の注意事項は「前方をよく見る」ことです。知らない間に車が道路脇に止まっていたり、通り過ぎたはずの車が信号待ちで止まっていたりします。
基本は左端の車線に入ります。もしも合流後すぐに右折が必要な場合は、コースを変更することで対応しましょう。まずは安全に左端の車線に合流しましょう。
車線内走行
無事に一般道に合流したら、 息つく暇なく、車線変更、そして右左折が待っています。そのためには、車線内を落ち着いて走ることが肝心です。まずは、今いる車線をそのまま走り続けられるかを判断し、走行してください。そして、そのまま走り続けることに集中しましょう。もちろん赤信号や、前方の車が停止していたらも、ちろん停止です。
停止は、とにかく止まりましょう。ブレーキに慣れていなくて急停止になってしまっても、仕方ありません。車間距離やスムーズなブレーキなんかに気を取られて前方車にぶつけるほうが、よっぽどイケマセン。逆に、下手なブレーキ操作によって周囲に危険車両と認識してもらうことが今の仕事だといっても過言ではありません。こうすれば、自ずと周りの車が車間を空けたりするようになり、安全な状態がつくり出されます。
停止中は、小刻みに車間を調整しなくても大丈夫です。普通に発進して、普通に止まれるぐらいの距離が開いたら、車間調整してあげましょう。ここでいう「普通」とは、あなたにとって気負わず発進・停車できる距離のことです。一般ドライバーのいう数メートルのことではありません。車間調整をしないせいで割り込まれても気にする必要はありません。
発進もオートマであれば問題ないでしょう。もし車両がマニュアル(MT)車で、あなたの免許がオートマ限定ではなくても問題はないでしょう。資格は一応あるのですから。発進においても前方車に気をつけましょう。一度に操作を終えるのではなく、小刻みに加速、加速、と繰り返すぐらいのつもりであれば、追突しにくいでしょう。
【同乗者の心得】
運転手は前に進むことで手一杯です。刻一刻と変わる前後左右の状況を監視し、危険がないようにしてあげてください。車を降りて誘導することも視野に入れてください。 合流直後の前方確認も怠らないでください。
直進ごときと気を抜かずに、色々指示を与えてください。車間が開きすぎても気にしないように言いましょう。
初心者の場合、ブレーキに特徴があります。最初に強く踏む人と、緩すぎて最後に強く踏む人とに大別できると思います。本人は自分自身が下手であることがわかっていても、どうやれば良くなるのか、具体的にはわかっていません。運転手の特徴をつかみ、もし余裕がありそうであれば、コツをアドバイスしてあげてください。