今こそHasselnutsを使う~Hasselblad1600F+Ektar80mmの復活

 

2013年ごろにクラウドファンディングで資金調達し販売されたiPhoneを利用したハッセルブラッドVシステム用のデジタルバック『HASSELNUTS HN-10』という商品がありました。

当時の盛り上がりを知らないのですが利用できるiPhoneがiPhone4s, iPhone5 iPhone5sと限定されていたため、現在は忘れられていた感がありました(私見)。

ところが割と最新の機能を備えiPhone5sと同じサイズのiPhoneSEの発売により様相が変わりました。

 

今こそHasselnuts

hasselnutsを使って、ハッセルブラッドのフィルムカメラをモチだし復活させようという話です。

なぜに今なのかというとHasselnutsで使用できるiphoneの上位機種が安値で放出されだしたからです。

そしてなぜにHasselblad 1600Fなのかというと、フォーカルプレーンのHasselbladの弱点は、シャッターではなくマガジンだったりするからです。

今手元にある1600Fはマガジンがらみが要因で不調になりやすくとても実際に撮影をしようという気になりにくいのです(ボディの歪みも要因かもしれませんが)

ここで浮上するのが『Hasselnuts』、

Hasselnutsは最新機種のiPhoneは装着できず、画質の悪い旧型iPhoneでしか撮影できないという、とてもハッセルユーザーには耐えられない現状がありました。

これが画質的に最新の機種が使えるということ、さらに意外と不調原因となりえ、かつフォーカルプレーン機とレンズシャッターとでは微妙に仕様が異なるマガジン問題をクリアにしているわけです。

Hasselnutsの概要と使用方法、アプリの収取先などは以下で入手してください。

 

 

今こそHasselblad 1600F

 

 

対応カメラをHasselbladのVシステムとうたっていますが、マガジンが装着できれば全て撮影は可能です。

今回は「1600F/1000Fシリーズボディー」のボディとEktarのレンズで撮影しました。

 

 

 

 

旧機種のいPhoneとiPhoneSEとの画素数の違い、画質の違い

それぞれのカメラの画素数は4Sと5、5Sは800万、SEは1200万と大きく違います。

そして単純のイメージサイズや画素数だけではなくCPUやソフトウェア的な面も進化するにつれ画質が向上するようです。

当時は4Sから5になった時にもその画質は比べ物にならないと言われたものですが、さてこのハッセルナッツの場合はどうでしょう。

 

 

以下撮影サンプルです。

今回はHasselblad1600F と Kodak Ektar 80mm F2.8 の組み合わせで撮影しました。

ただし、それぞれ個別に設定やピント合わせを施すので全く同じ条件とは言えません。

気になるオートシャッターですが、問題なく反応しました。

普通の室内照明で撮ったママの画像です。

iPhone5

 

 

 

 

iPhoneSE

 

 

やっぱり違いますね。

 

と、ここで1600Fのチャージに異常発生! チャージの途中で引っかかってウントモスントモ状態になってしまいました。

 

とはいえ1000Fは正常に動作するし、そもそもVシステムの500C/Mも正常に機能しているのですが…、とても、そんな気分ではなくなったのでとりあえずここ中断しました。

 

Hasselnuts使い方

これはすでに他の識者が公開しているのでそちらを参考にしてください。

 

 

不人気の要因

iPhone4とiPhone5用のそれぞれのプラスチック製のアダプターをセットして利用するのですが、これが硬い!、装着するときも外すときもどちらも硬い!

ただでさえデリケートなハッセルブラッドがゆがんでしまいそうです。

取り外しするときは、ボディから外して行うのが、カメラのためです。

それでもiPhoneはぞうきんを絞っているような感じになります。

 

これは結構な勢いで使いたくなくなりますし、ましてや他人様には薦められません。

光線漏れがない程度に削ってゆるくして置けば良いかもしれません。

というか最初から植毛紙仕様にしておいてほしかったかも。

 

 

 

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