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シュレーディンガーの猫(新解明国語辞典)
シュレーディンガーの猫(新解明国語辞典)
開発スピード
タイムマシンは私たち現代から見て、未来からの贈り物であることは確かです。
しかし、その開発スピードを決めるのは私たちです。
知っての通りタイムマシンは量子論によるところが大です。
量子論や量子力学的な進歩がそのままタイムマシン開発への道のりともいえるでしょう。
問題は、思考の中身は受け継がれないことです。
一人の功績だけで足りない場合は、受け継ぐための結果なり、文献なりのアウトプットが必要です。
少なくても現代に、開発するに値する人物が現れていないことは事実なのでなおさらです。
現状ではタイムトラベルを口に出すことすらはばかれるレベルです。
皆(学者たち)に賢くなってもらいましょう。
シュレーディンガーの猫(新解明国語辞典)
しゅれでぃんがーのねこ【シュレーディンガーの猫】
間違えてる人たちに対し間違いを指摘しても無駄であることのたとえ。
あるいは、例えがおもしろいと、逆に本題からはそれてしまうことがあるというたとえ。
これ以上わかりやすい皮肉はないだろうとの自信作も、まるで当事者たちには伝わらず、新たなオモチャを与えられたごとく、喜々として、誤解し、あるいは矛先を変え、受け流がされて、目論見が失敗に終わること。
皮肉が通らない
どうみても、シュレーディンガーさんの目論見は全然世に伝わっていなさそうなので改めて書いておきます。
シュレーディンガーさんの言いたかったことはこういうことだと思います。
自分たちの知見が足りていない時に打ち立てた理論や観測値から導く結果は往々にして事実とは言えないこともあるので、あまり自信たっぷりに決めつけるのはどうかと思う。
ということを、わざわざバカげた大げさな実験で示すことで、仰々しい理論武装への批判を含めて提言したのだと思います。
ところが、この実験が無意味なことではなく、あり得ることと、論破できたと、皮肉ではなく新たな発見のようにとられてしまいます。
その猫は、観測者(量子学者)にとって、観測値が出るまでは、「死んでるし、生きている」と理論的に証明したつもりのようなんです。
傍観者が、結果を知っていようと、実際には猫が死んでいようとも、その「死んでいるし、生きている」は正しいと言い張るのです。
どうやら、シュレーディンガーの精一杯の皮肉はまるで伝わらず、かえって新発見のような別な盛り上がりに発展して…
悲しいサガ
しかし、まあ仕方ないかもしれません。
物理学者とは悲しい生き物です。
自分が生き残るため、あるいは存在価値を認めてもらうために、観測結果という「うつろいやすい数字」を頼りにしているからです。
事実がどうであれ、数字を頼らざるを得ないからです。
いくら本人がその事実を知っていても、理屈で証明できなければ耳を傾けてはもらえないのです。
たとえば医師が死亡に立ち会わなくてもあとから推定死亡時刻とかで、過去をさかのぼることが可能なのに対し、明らかに死亡していても、医師が聴診器を当て、心臓が停止しているのを確認してはじめて、その時刻を死亡時刻としか言えないのと似ています。
悲しいのは、そのうつろいやすい数字を自分の都合で定めてしまっていることです。
そしてその、自分の都合の根拠を無駄に複雑にして素人をケムに巻いていること。
精一杯柔らかい批判である「シュレーディンガーの猫」ですらこのありさま。
この思考実験はたとえば次のようなことへのメッセージ(批判)です。
波動と粒子の2重性
量子力学によれば、「光は、波でもあり粒子でもある」
この状態を素人レベルに簡単に言うとこういうことだろう。
「光は、波なのか、粒子なのか? 」 という問いに対して、
「光は、波でもあり粒子でもある、なぜなら観測値がそう指し示しているからである」
という答えが返り、その答えが議論を呼ぶのは、
「波と粒子は明らかに違うものだ」
という結果を否定する<前提>を採用しているからです。
問題は波動と粒子は別なものであるという解釈です。
まるで私たち(論者たち)は前提条件をすべて網羅しているかのような口ぶり、考えぶりなのです。
その前提そのものを先に議論すべきではないのか?
波動と粒子は視点を変えると、単なる特性でしかなく、その両特性を併せ持った別の単位が存在している、とは思いいたらないのか?
ということです。
さらに「シュレーディンガーの猫」は趣旨は無視され、あさってな方向(未来)に話が飛んでしまいます
そしてwikiをにぎわす新たな解釈が生まれ話は多次元にすっとびます。
観測した瞬間に未来が決まる⇒コペンハーゲン解釈※
観測した瞬間に二つの未来に分かれる⇒エヴェレット解釈(多世界解釈)※
そしてこの解釈に対しては、解釈の違いで結果が変わることはないのが道理なので、
「この解釈のどちらが正しいかは議論するようなものではない」との量子学的な意見(間違っているという意味)。
さらには都合のよい視点からでは、どちらかに特定ができるという考え(あたりまえだ)を主張する論もあるようです
2重スリットの実験はその実験結果そのものとは別に、その関係者たちの思考の程度をかいま見ることができます。
彼らはなんと、「一般的な直観に反する事象を、にわかには信じがたい」という実測値よりも直観を重視することが動かし難い真実である、という人種のようです。※
これこそが、先の実験の、スタンスはふたを開けてみるまでは分からないということなのか!
先を急ぐ
量子力学者にとって大切なことは、行き詰ることでも、議論することでも、挫折することでもなく、前に進むことだ。
そのためにはマクロ的にも矛盾のない、ことを前に進めるだけの、結論なり、仮定を導くことができるように頭の中だけではなく、インフラも整えておく必要があることでしょう。
とにかく、いかに大きな物体をテレポーテーションできるかが、タイムトラベルのサービス内容に直接影響する事柄だからだ。
以上
シュレーディンガーの猫(新解明国語辞典)
でした。
例によって、文献の解釈は不正確だったりします。
またタイムトラベルは現在まだ実在していないことをお断りしておきます。
以下WiKIからの引用です
二重スリット実験
二重スリット実験(にじゅうスリットじっけん)は、粒子と波動の二重性を典型的に示す実験。リチャード・P・ファインマンはこれを「量子力学の精髄」と呼んだ。ヤングの実験で使われた光の代わりに1個の電子を使ったものである。
この実験は古典的な思考実験であった。実際の実験は1961年にテュービンゲン大学のクラウス・イェンソンが複数の電子で行ったのが最初であり[1][2]、1回に1個の電子を用いての実験は1974年になってピエール・ジョルジョ・メルリらがミラノ大学で行った。1989年に技術の進歩を反映した追試を外村彰らが行なっている。
2002年に、この実験はフィジックス・ワールドの読者による投票で「最も美しい実験」に選ばれた。
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・一般的な粒子像では粒子は一点に存在するはずであり、「広がった空間の確率分布を支配する何か」と同じとは考えにくい。しかしこの奇妙な実験結果からは「単一の粒子が『広がった空間の確率分布を支配する何か』の性質を併せ持つ」という一般的な直観に反する事実を認めるしかない。俄には信じ難いが、これこそが量子の本質的な性質であることは、実験が示す動かし難い真実である
コペンハーゲン派の解釈
コペンハーゲン派の解釈
観測者が箱を開けて観測を行った瞬間、その猫の状態群が一つの状態に収束する(波動関数の収縮)、というもの。
コペンハーゲン派は基本的に収縮を認める立場であるが、収縮を道具(実用的な利用価値だけを認め、解釈には触れない)と見なす道具主義的である現代コペンハーゲン派の立場と、収束の詳細を積極的に解釈すべきであるという立場に分かれる。
また、解釈の前提として観測者を特別視しているため、どのような存在であれば観測者とみなせるか、収束を起こすことが可能となる十分条件とは何か、という点がよく議論の対象となる(リンク:デコヒーレンス)。
エヴェレット解釈(多世界解釈)
エヴェレット解釈(多世界解釈)
観測者を特別視せず、観測者も記述の中に含めようという考え方から生まれた解釈である。 エヴェレット解釈では、箱の中に存在する猫の重ね合せ状態は、観測を行う前も後も変わらない。観測によって、生きている猫を観測した観測者と死んでいる猫を観測した観測者の重ね合わせ状態に分岐する(宇宙全体が並行に分岐するわけではない点で、並行世界の概念とは大きく異なる)。分岐した後には生きている猫を観測した観測者または死んでいる猫を観測した観測者の一方しか残らないため、矛盾は存在しない、という考え方である。
量子論
量子論は、次のような分野に分かれる。
量子物理学
量子力学
量子統計力学
場の量子論
量子電磁力学
量子色力学
量子重力
量子エレクトロニクス
量子光学
量子化学
分子生物学
量子生物学
量子脳力学
量子情報科学
量子工学
量子材料工学
量子コンピュータ
量子暗号
シュレーディンガーの猫
シュレーディンガーの猫(シュレーディンガーのねこ、英: Schrödinger’s cat)またはシュレディンガーの猫とは、量子力学の問題点を突く思考実験。物理学者のエルヴィン・シュレーディンガーが1935年に発表した、量子力学に対する批判・攻撃。この思考実験は量子論にも関連する。

シュレーディンガーの猫 の思考実験 © https://commons.wikimedia.org
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