© 23世紀の進化論 All rights reserved.

ゴーストる(幽霊る)その2
ゴーストる(幽霊る)その2
「具体的に一例を挙げましょう。
例えば怨念を因縁の仲のA氏に向けて飛ばし、A氏をビビらせてやりたいとしましょう。
えぇと、説明のため、ゴースト、幽霊さんを加害者、それを被るほうを被害者と呼んだりします。
ポルターガイストの概要説明の時にも触れましたが、狙った相手に必ず届くわけではありません。
そんなことができたら有名人はたいへんです。
思い浮かべてみてください。
映画やテレビや実際の話にしても、幽霊の出没場所は、特定の場所で待ち受けているか、何らかの関係のある知り合いの周囲に出没しているでしょう。
幽霊さんが望んだ場所に出られるとは限らないことの証です。
もしそれができるのであれば、
私の死後は、憧れだった女優さんや、歌い手さんのもとで、幸せな死後を迎えられることでしょう。
残念ながらそんなご褒美は待ち受けてはいません。
それどころか、生前、あまり相性の良くない、できれば関わりを持ちたくはないような相手のもとに、まさしく恨めしく出没してしまいます。
もしかしたら幽霊さん、加害者が一番の被害者、嫌な役目でしょう。
そう、だから成仏していただけるように幽霊としてお決まりの目立った行為を行うのでしょうね。
そんな負のエネルギーと、負の関わりの下、幽霊誕生なのです。
幽霊る時にはこれらのパワーとイベントが必要になります。
これらを擬似的にでも手に入れれば、幽霊ることが実現できます。
この、都合よく幽霊ることができることについて、
気持ちに世間が対応したのか、気持ちが世間に対応したのか、化けて出るまでの、その進化の過程も長い歴史があることでしょう。その先駆者たちの苦労は幾ばくばかりか……
因みに、老人子どもが幽霊れないのは、この進化の特等席にいるのが繁殖期の年代に限られることに起因しています。
さて、前置きはこのくらいにして、メカニズムの話に移りましょう。
もうおわかりのことでしょうが、
必要なのは、受信情報と発信環境です。
状況から鑑みても、努力するのは幽霊るほうです、被害者側ではありません。
被害者側は、加害者とこんな形では出会いたくはないことでしょう。
進んで情報提供者にはならないでしょう。
被害者側がこのような状況にいる中、加害者は情報を入手するわけです。
実際には出会いの時から恨めしいのではなく、良好な関係の中裏切られるからこそ恨めしかったりするわけですね。
良好なときに入手した情報がポイントになるときもあるのでしょう。
そうして入手した限られた情報の中から活路を見出すわけです。
ここでのDNAなり進化のメカニズムの、寛大さとその賢さには目を見張るばかりです、神々しいというか。
入手できる特徴のなかから利用できる方法を見つけ、あるいは用意し、実際に行うのです。
そしてそれは、DNA自身のもつ性質を利用する、あるいは作り変えることになるのです。
DNAは自らの仕組みの中に、自身の持つ個々の性質や、個々を並び替えることなどにによるユニークな値と、受信できる仕組みを用意するわけです。
実際何年かかったことか、ものすごい労力ですね。
このDNAネタについては。
DNAは、この恨みのためにメカニズムを用意したのか、あるいは他の目的のために用意したのか、
あるいは、第三者に委ねたのか、あるいは第三者によって改ざんされたのか……は機会がありましたら講演させていただきますね。
このようにして、本人の自覚はともかく、現在は初めからこのメカニズムは備わっています。
それならば、解明するためには、まずは解明することより実体験することが手っ取り早いでしょう。
そして、いくつかのパターンを知り、そのパターンから解明の糸口をつかむことが賢い手順でしょう。
では、改めて、ゴーストマシンを使わないでゴーストる方法を紹介します。」
コメント
この記事へのトラックバックはありません。

タイムマシンの作り方とタイムマシンの定義(新解明国語辞典)
たいむましん【タイムマシン】 それを実現するためには大量の難題を抱えているのが自明なのにもかかわらず、あえてその難題に触れないことで、現実…
この記事へのコメントはありません。