機能性表示食品の【えんきん】

寄る年波に負ける

私はサイトタイトルの通り面倒なことは極力避ける、避けるというより、やり続けることができない人間です(ダメ人間?)。

なので、このような毎日続けるとか、長く続けることに意味がある、といった製品には見向きもしませんでした。

健康食品よりは外科手術、目薬よりはレーシック! だったのですが、
よる年くる年なみ年には勝てず、自然と、そういった商品が気がかりになってしまうようです。

そしてとうとう初のサプリ定期購入をしてしまうほどなってしまったようです。

 

実は、レーシックはしたものの、老眼が進み、もともと睡眠時間は5時間以下でそれ以外はディスプレイをにらみっぱなし。

とうとう書籍はもちろん、あらゆる文章を読むことを脳が拒否しだしてしまったのです。

文字を見ても文字に見えないような感じです。

そんな調子なので、文字に限らず何かを注視するときには、眉間にしわを寄せてにらみつけるようになってしまいました。

楽しいときでも、うれしいときでも、顔面は眉間にしわだかけの超不機嫌顔に見えてしまいうようになってしまいましいた。

さすがに少し困っていました。

そんななか、「機能性表示食品」というレッテルに背中を押されたのですが、そのレッテルはまだまだ信用が置けないようで……

 

機能性表示食品

サプリメントといわれる健康食品は、以前はその機能をうたうことは禁じられていました。

健康食品は薬ではないため、その機能性を歌うことは薬事法で禁じられていたからです。

そのため健康食品はその目的にもかかわらず、機能を説明することができなかったのです。

例えば、商品がダイエットに効果があるような食品の場合に、その効果を伝えるため「スリムになる」とかの言葉を使ってしまうと、法に触れてしまう可能性があるということです。

そこで2015年度から、食品の含有成分の有用性が確かなサプリメントに対して、機能性を表示することが認められました。

その表示することが許されたサプリメントや食品が、「機能性表示食品」です。※

 

 

特定保健用食品と機能性表示食品との違い

実は以前から存在しており、大変信用のできるレッテルとして「特定保健用食品」略して「トクホ」というものがありました。

これで十分ではないか?

なのですが、そのトクホマークを取得する際の認可をするのはお国で、審査が厳しくお金と時間がかかることが問題視されていました。

消費者側にしてみれば結構な話なのですが、いわゆるサプリなどがトクホマークを取得できていないという現状のようでした。

そこで、認可ではなく、通知で取得できるように新しく誕生したのが「機能性表示食品」というわけです。

これで、今まで認可を取得していなかった健康食品などが、その機能生を商品に明記することができるようになりました。

これは消費者が自身の特徴や目的に沿ったものを購入しやすくなるばかりか、事業者にとっても新たねユーザーが見込まれる待ち望んだ制度でしょう。

そんな経緯で事業者が消費者庁に所定の論文やデータを届け出れば60日後には「機能性表示食品」として販売できるようになりました。

2015年4月1日に施行されたので、6月1日から市場に出回ることにると思っていたら申請は事前に行っていたようです。 (えんきんは4月17日)

東京都の福祉保健局や消費者庁では次のように解説しています。

 

 

出鼻をくじく

この新しい制度のメリットとデメリットをあげてみました(順不同&思いつき)。

メリット

  • 商品の特徴を訴求できる
  • 新商品が早く世にです
  • 商品を選びやすくなる
  • 間違った商品を買わなくて済む
  • トクホよりはコスト減
  • 効果のない製品を淘汰できる
  • 新規顧客が見込まれる
  • メーカーのイメージアップができる

デメリット

  • トクホには負ける
  • 国の保証がない
  • 申請の精度の問題がある
  • 精度の信用を落とすメーカーが現れる

 

残念なことに、鳴り物入りではあったのですが、いきなりデメリットのほうが目立ってしまいました。

せっかくの新制度なので、もう少し、慎重にというか、しっかりとした論文なりデータでもって申請してほしかったところですが、施工に合わせ間に合わせで申請してしまったようです。

早速、新しい制度の問題と、実際に申請された商品に対しての疑問が投げかけられました。

科学的根拠に基ずく食情報を提供する消費者団体の FOOCOM.NET が次のような記事を掲載しています。

機能性表示食品「えんきん」の根拠は、お粗末すぎる

   「機能性表示食品」として届出され、受理され情報が公開された製品は5月1日現在、11製品に上る。2回にわたって「蹴脂粒」について書いたが、今回とりあげるのは(株)ファンケルの「えんきん」だ。
安全性や機能性などの資料を熟読しての個人的な感想は、「こんなレベルで、ここまで派手に機能性をうたってしまうのか!」だった。「業界の雄、この制度の検討会に社長が委員として出席していた“一流企業”が、ここまで無責任なことをするのか」とがっかりした。
気付いた点を、消費者に情報提供したい。

上記はちょっと長いので簡単にまとめてくれているサイトも乗せておきます。

ファンケルのえんきんの効果を専門家が疑問視 根拠論文がひどすぎ

 

それとは別に好意的な記事も乗せておきます。

機能性表示食品とトクホの評価 「CONSORT声明」と「UMIN臨床試験登録システム」

 

肝心の論文はこちら 機能性の科学的根拠に関する点検表

中高年男女に対する「えんきん」摂取によるピント調節機能への効果と安全性について

 

そんなこんなで「機能性表示食品」であらたに話題のえんきんですが、

申請に関しての不手際と、そもそもの製品の効能には本来は別物で、効果自体に変わりがないわけです。

本当の問題は鳴り物入りで発足した新制度ではあるが、早速詩の制度の基盤のゆるさが露呈してしまったこと。

論文を誰が担当したかはともかく、その出来が悪く、査読のシステムも正常に機能しなかったということです。

全体的に批判一色ですが、モラルはともかく、登録費を安く抑えるということは、そのまま価格に反映されることでもあるので、一概に金と時間をかけるのが正しいとも言えないのではないでしょうか

ファンケルを責めるのも簡単だが、そもそもの問題点、課題を、はやめに再認識させてくれたという意味では、逆に貢献しているともいえるでしょう。

 

 

とにかく、実績はあったのにもかかわらずわたしは本製品を知らなかったわけで、それがこの機会に知ることができたので十分に効果があったといえます。

私にはしっかりそのメッセージが届きました。

というかつられて購入しました。

というわけで、業界の問題はともかくおいておいて、使ってみましたのでその感想と、もしも購入するときの注意点などを。

辛口レビューかもしれませんが、本人はしっかり定期購入しています。

 

手元のピント調節力に えんきん

手元のピント調節力に えんきん

 

目尻のしわにも!【えんきんレビュー】

「えんきん」は2015年4月17日に消費者庁が届け出の受理を公表した、目のサプリメントとして日本初の機能性表示食品です。 だそうです。

製品のうたい文句である「手元のピント調節力に」も「中高年の目の健康に」に見事に釣られました。

しかし今回は文字通りの効果を感じました。

そして現在定期購入して飲み続けています。

冒頭にもある通り、継続することに抵抗感があるタイプなので、いったん飲んだら、飲み続けるというのは苦手です。

実際、中年男性に必須の前立腺の薬も途中でやめてしまったぐらいですが、今のところこのサプリは飲み続けています。

 

ルテイン&ブルーベリー えんきん

ちなみにこの「えんきん」はこの「機能性表示食品」のレッテルに合わせて製品名が改名されていて、旧製品名とそのキャッチコピーなどは次の通りです。

ルテイン&ブルーベリー えんきん

ルテイン&ブルーベリー えんきん

販売元:株式会社ファンケル FANCL

製品名:『ルティン&ブルーベリー えんきん』

コピー: 5つの成分でくっきりした毎日を 飲む目薬

5つの成分

  1. ブルーベリーエキス20mg クリアな毎日を支える
  2. ルテイン 6mg クッキリのための年齢ケア成分
  3. アスタキサンチン 4mg 近くをクッキリサポート
  4. 黒大豆種皮エキス 26.5mg ブルーベリー以上の実感成分
  5. DHA 50mg 目に多く含まれる栄養素

 

既に十分実績がある製品のようでした。

リニューアル後のコピーは

  • 中高年の目の健康に
    手元の小さい字が読みにくい
    メガネに頼りたくない

気になるのは、成分が5つから4つに減っていました。

届出表示

  1. ルティン
  2. シアニジン-3-グルコシド
  3. アスタキサンチン
  4. DHA

手元のピント調節機能を助けると共に、目の使用による肩・首筋への負担を和らげます。

とあります。

 

それでは、まずは、被験者の状態から。

改めて私の状態としましては次のような感じです。

スペック

  • 若いころから近眼
  • 目つきが悪い
  • 40過ぎでレーシックを施術
    「眼鏡はもういりませんよ」とのうたい文句とは裏腹に、いきなり近眼から年相応の老眼にスイッチ。
  • そこから10数年、老眼に加え、新たに近眼?も加わり、遠近ともよく見えないなり、面倒なので見る気が起きず脳の読書回路停止状態。
  • 平均睡眠時間4時間でディスプレイは平均12時間以上で目の疲労は慢性状態
  • 目薬も面倒なの続かない
  • は疲れと、良く見えない事から、常に眉間にしわを寄せてにらみつけたような顔つきとなり、目尻のしわも倍増

肝心の『えんきん』(旧:ルテイン&ブルーベリー えんきん)のスペックは販売元で。ファンケル

売りの機能性表示食品の内容はこちら⇒ 販売しようとする機能性表示食品の科学的根拠等に関する基本情報

 

 

感想

さて、そんな中、「感想には個人差があります」的な感想は次の通りです。

  • 最初の服用の一時間後ぐらいに脳の神経に違和感を感じました。
    今まで使っていなかった神経をいじられているような感じでした。
  • 翌日から、目の疲労感というよりは、全体的に健康になったような感じになりました。
    顔つきも変わったようで同居人には「何かいいことがあったの?」と聞かれました。
  • そして気が付くと字を読むことの抵抗感が減っていることに気が付きました。
  • 何よりも今まで漠然と感じていた「目が疲れている」感が気にならなくなりました。
  • にらみつけなくてもよくなったので目尻のしわが減りました。
  • そして、逆に半強制的に元気になった分、疲れている気がする(元気の量が変わらないので)。
  • サプリを飲み忘れている時には目の疲れを感じる。
  • 定期購入する場合、1年365日あるのに360日分しか届かないのは不愉快
    (多めに飲んでしまっ時にはさらに残念感が増す)
  • 価格が高い

結果

たとえプラセボ効果だったとしても、服用前に比べてはっきりと効果が表れているので、私にしては効果ありの判断です。

定期購入に関しては、私の場合は3ヶ月毎の25日と予め指定した月日に届くので、そのままでは足りない月が出てきてしまいます。おまけに、何故か多めに服用してしまっている日もあるようで、足りなくなってしまいました。

いっその事30日分ではなく35日分とかにして、余ったら、捨てるか、誰かに試供するとかの余裕を企業を見せてほしいと思いました。

しかたがないので1袋単品で購入しておきました。
ただし公式サイトは3,000円以下では送料が別途必要になってしまうのでヨドバシのほうが安いです。
(※サイトを良く見たら、希望の日数単位で配達を指定できるサイクルコースというのがありました。これで90日周期に変更をお願いすれば良いことがわかりました。ただしファイケルはオンラインではなくて基本電話みたいです)
やはり疑問に思ったのは、効果が実証されていないのに「ファンケルのこだわり設計【多角的サポート設計】」とうたっても良いのか?
この少ないデータから機能性表示食品とうたい「臨床試験済み」と表記してもよいのか?
これは、ファンケルが悪いのではなくてルールがまだまだ未熟なのだと思いました。

 

価格が割高な気がするので、常に服用するのではなく、時折服用をやめてみて、様子を見ながら今後を決めていきたいと思っています。

 

さらにこのような記事を見つけてしまいました。 ⇒ 目を細めてモノを見ていると健康を害す恐れが・・・

 頭痛が起こる原因になる

いつも目を細めていると、目の周りを囲んでいる眼輪筋(がんりんきん)に負担がかかり、肩こりや頭痛の原因になってしまいます。

細かい作業をする時は目を細めますね。また、目を細めるのにも筋肉は使いますので、作業中にずっとを細めていれば、かなりの疲労が筋肉に蓄積される筈です。その筋肉疲労が目の奥が痛い頭痛を引き起こしている可能性があります。

角膜乱視になる原因になる

 

ご購入

商品の購入はお試しも、定期購入も公式サイトからの購入がお勧めです(割安です)。

そしてどちらにしても最初は、ファンケルのオンラインサイトで販売しているお試しセットのうち、14日分で780円のものではなく、30日分で1,000円のセットがお得です。

30日分で1,000円のセットは公式サイトでは見つからないので、このページの下にあるバナーから購入できます。

その後は通常に一番手頃なところから購入しましょう。

代償的な店舗の価格は次のとおりです。(2015年11月8日調べ)

一ヶ月分の一袋ではなく3ヶ月分の方が断然おすすめなの、その3ヶ月分の価格で紹介します。

商品名:ファンケルFANCLえんきん 約90日分 60粒×3袋(徳用3袋セット)

  • 楽天市場:5,832円(送料込み)
  • アマゾン:5,799円(送料無料)
  • ヨドバシカメラ:5,832円(583ポイント)→実質5247円(送料無料)
  • ファンケル:5,248円(会員ポイントあり)→実質約5,200円(送料込み)

以上のようにファンケルから会員登録して購入するのが一番オトクのようです。
普通にファンケルの公式ページのお試しのリンクからだと14日間で740円の製品となってしまいます⇒ファンケルの健康食品・サプリメントお試しセット

こちらのリンクだと30日分が送料無料)トからお得なお試し版を購入しましょう。⇒返金・交換 無期限保証で試せる まずはお試し!
引き続き利用する場合は3か月分の徳用パックがお得でしょうか。
継続する場合はは全力で最安値か、利用しやすい所を探しましょう。

 

参考までにファンケル公式サイトの通常の商品販売ページと、ファンケルお試しセットの『えんきん』の販売ページから概要を引用したものと、Amazonnの販売価格等を以下にご紹介しておきます。

 


商品のご注文

※表示価格は消費税込みの金額です

えんきん 約90日分(徳用3袋セット) 約90日分
(徳用3袋セット)
1袋(60粒)×3

5,832円

えんきん 約30日分 約30日分 60粒
(1粒の重量240mg)

2,160円

 

 

 


えんきん お試し14日分

中高年の目の健康に強い味方!
「手元のピント調節力」に!

特別価格(送料無料)780円(税込)

【主要成分/1日2粒当たり】

  • ルテイン:10mg
  • アスタキサンチン(フリー体として):4mg
  • シアニジン-3-グルコシド:2.3mg
  • DHA:50mg

(シアニジン-3-グルコシドはブルーベリー(ビルベリー)エキス20mg、黒大豆種皮エキス26.5mgに含まれます。)

中高年の目の健康に役立つ、4つの成分が多角的にサポート

中高年の目の健康にうれしい、4つの成分を複合配合。手元のピント調節機能を助けるとともに、 目の使用による肩・首筋への負担を和らげます。

  • *原料の一部に大豆を含みます。食品アレルギーがご心配な方はご利用をお控えください。
  • *妊娠・授乳中の方、お子様はお召し上がりにならないでください。
  • *通信販売のみの取扱いとなります。
  • *「えんきん」を初めてお求めの方のみ対象。お一人様1個1回限り、送料無料。
  • *「えんきん お試し14日分」を過去にお買い上げ実績がある場合、ご注文確認メールが配信された後でもご注文をお取り消しさせていただきます。
  • *ショッピングサイトにてご案内している各種キャンペーン(プレゼント、ボーナスポイント、10%OFFなど)は、対象外となります。

 

[csshop service=”rakuten” mode=”embed” keyword=”えんきん”]

特定保健用食品

消費者庁特定保健用食品の紹介ページを引用しておきます。

 

特定保健用食品

からだの生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含む食品で、血圧、血中 のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、おなかの調子を整えたりするの に役立つ、などの特定の保健の用途に資する旨を表示するものをいいます。

特定保健用食品制度について

特定保健用食品(条件付き特定保健用食品を含む。)は、食品の持つ特定の保健 の用途を表示して販売される食品です。特定保健用食品として販売するためには、 製品ごとに食品の有効性や安全性について審査を受け、表示について国の許可を受 ける必要があります。特定保健用食品及び条件付き特定保健用食品には、許可マー クが付されています。

特定保険用食品

特定保険用食品

 

 

特定保健用食品(疾病リスク低減表示・規格基準型を含む)

 

 

 

条件付き特定保険用食品の認可商標

条件付き特定保険用食品の認可商標

 

 

条件付き特定保健用食品

特定保健用食品の区分

特定保健用食品

健康増進法第26条第1項の許可又は同法第29条第1項の承認を受けて、食生活に おいて特定の保健の目的で摂取をする者に対し、その摂取により当該保健の目的が 期待できる旨の表示をする食品

特定保健用食品(疾病リスク低減表示)

関与成分の疾病リスク低減効果が医学的・栄養学的に確立されている場合、疾病リ スク低減表示を認める特定保健用食品

特定保健用食品(規格基準型)

特定保健用食品としての許可実績が十分であるなど科学的根拠が蓄積されている関 特定保健用食品 特定保健用食品制度について 特定保健用食品の区分 与成分について規格基準を定め、消費者委員会の個別審査なく、事務局において規 格基準に適合するか否かの審査を行い許可する特定保健用食品

条件付特定保健用食品

特定保健用食品の審査で要求している有効性の科学的根拠のレベルには届かない ものの、一定の有効性が確認される食品を、限定的な科学的根拠である旨の表示を することを条件として、許可対象と認める。 許可表示:「○○を含んでおり、根拠は必ずしも確立されていませんが、△△に適して いる可能性がある食品です。」

……

 

 

以上、えんきんと機能性表示食品 でした。

当方は、医学的に専門的な知識は有していない一般市民のため、用語や記述などに誤り等があるかもしれないことをここでお断りしておきます。

実際に使用される際には、製品の公式サイトや、薬局などの情報をご参照の上、ご使用ください。



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