老化防止に肉球エイジングケア

 

老化の始まりは、体力の衰えからではなく、気力の衰えから始まる場合もありますね。
私たちが何気なく笑っている「猫ジャンプの失敗」!

実に、これが老化の始まりではないかと仮説を立ててみました。

老化防止とエイジングケア

事の起こりは我が家の老猫のいきなりの老化の発症。
ある日いきなり足腰が弱ってしまいヨロヨロとおぼつかない足取りになってしまったのです。
ここまではよくある光景なのですが、しばらくしたら今度は四足で立っていられなくなりだしました。

なんとツルツルと足が滑って支えることができなくなってしまったのです。
それはフローリングにワックスを塗りたくった時の比ではありませんでした。
老化現象の一つに肉球が硬化する、ということが上げられていますが、その時の我が猫の肉球はカサカサのツルツルのカチカチでした。

せめてこのカサカサお肌をすべすべにしてやらないといけないと今頃気が付くわけです。

今頃騒いでいるくらいなので我が家には猫用スキンクリームはありません。
ネットで検索ついでに人間用がどのくらい猫に害があるかも調べ、結局家にある古いNIVEAにしました。

なるべく日課として肉球にニベアを塗りマッサージを続けました。
猫砂が大量に張り付いてしまうのではないかと心配したのですがそれは杞憂でした。

カサカサだった肉球はだんだん湿気をおび、カチカチだったのも柔らかみを帯びてきました。
そしてとうとうフェロモン臭たっぷりのしっとりお肌に戻ってきたのです。

猫の場合このお肌のお手入れは単なる美容ではなく生活そのものに影響が表れます。

まずは、うつぶせした人様のおなかの上にしか乗れなかったのが膝の上にも乗るようになりだし、そして目を離すと机程度の高さに飛び乗ったり、ここ数年飛び降りたことの無い1メートルぐらいの高さから飛び降りていました。(これは我が家の猫の場合奇跡です)
人目のあるところでも30cmぐらいなら普通に飛び乗ります。

大したことがないように思われますが、今のうち猫は後ろ脚が弱っていて、後ろ脚はどう動くか予測がつかないくらいにフラフラで前足で全体重を支えるような歩き方をしていたりします。つまりヨボヨボです。

実際に高いところに登れることがすごいというより、登ることが当たり前なくらいに復活か回復をしているということです。

エイジングと言えばしわ、シミ、たるみ、クスミが思い分かびますが、加えて毛穴の黒ずみや開き、つづいて肌のかさつき、乾燥も大事な要素です。

肉球のエイジングケア、ここでは毛穴ではなく汗腺の老化とか肌の角質化とかの予防をすることで外見上の肌老化だけではなく、身も心の老化も防げたり、若返ったりするのではないか?

猫の老化は肉球カサカサから

ということで、肉球の本来の働きができなくなってくると足場の悪いところで滑ってしまったり、ジャンプに失敗するなど肉球のグリップ不足からくる症状が現れてきます。足音も変わってきますね。
賢い子猫は、ここで肉球メンテをしたりするのですが、そういうことを思いいたらない普通の猫はそこでの失敗経験で、落ち込んでしまうわけです。

子猫の場合は失敗に学ぶのが本分ですが、成猫の場合は子猫の時に学んだ技を披露する場であり失敗は即「生き残れないかも」に直結してしまいます。成猫の失敗は結構本人にとってショックな出来事なのではないかと思います。

人間から見たら何でもないことでも。猫にとっては命取りな失敗であったりするのです。
そうして、以前なら当たり前にできたことを失敗を恐れるあまり徐々にやらなくなりなってしまいます。
「失敗しない大人」を通り過ぎて、もはや「終息にまっしぐら」な状態です。

ここで、件の肉球がプルプルのウルウルだったらこのような失敗をしなかった、あるいは時期を遅らすことができるかもしれません!ということです。

ぜひとも日課に肉球マッサージなどのエイジングケアを加えてあげましょう。

我が猫も最初は嫌がっていたのですが、だんだん肉球モミモミを気に入ってきています。

肉球効果だけでなく、主人と召使の関係を再認識させるのも老化防止になっているかもしれません。

老化は気持ちからということです。

肉球はともかく、猫がいつも通りでいられることが一番の老化防止なのではないでしょうか
下手に過保護にせず、チャレンジに成功したらほめてあげて、失敗はそれとなく回避させてあげて。。。
そして下半身を鍛えてあげて、虫歯にならないように・・・

 

 

猫の幸せ

と、思いつくまま「猫のために」とマッサージしたり、リハビリしたり、昼寝したりとかを一時期しまくりましたが、今はわりと控えています。

そもそもうちの猫は人嫌いで猫嫌いで運動嫌いで文句垂れ、一日中寝ているのが幸せだったりするようです。

実際トレーニング中の表情はとっても迷惑そうです。

長生きしてもらうにしても、鞭打ってはいけませんよね。

思い通りに動けたときにはいい表情するんですけどね…

うちの日課

とはいえ、結構ハードに毎日格闘しています。

  • 鼻かみ
  • 目ヤニ取り
  • 歯磨き
  • 耳掃除
  • ブラッシング、フケ取り(掃除機)
  • 肉球メンテ

爪切りは月一くらい

鼻くそは結構取れます。毎日する価値あります。実は家中鼻くそペーストな気がするくらいです。
目ヤニは定番ですね。

歯磨きは、餌をウェットタイプにした場合は必ず食後にティッシュで牙を磨いてやります。
耳くそは、ほじくるのではなく、つまむような感じでじっとりした垢をとってあげています。

掃除機は危険なのお勧めしませんが、うち猫は日課として要求されています。
ブラッシング後に合わせて行うとフケとかはかなりの割合で取れていると思います。

肉球メンテにはNIVEAを使っていますが、すぐにべとつかなくなるので割と多めに塗っても大丈夫そうです。肉球のメンテナンスとか肉球のクリームに関してはワンちゃん関連のサイトが情報豊富です。若干犬猫では事情が違うにしても参考になることでしょう。

犬の肉球のカサカサひび割れ!肉球ケアとクリームの使い方

 

改めて、歩けなくなってから半年以上たった現時点では、後ろ足は本当に年相応な位にヨロヨロなのですが、逆に前足は以前より逞しくなってきています。

食事は以前はまるで食べなかったウェットタイプがお気に入りになってきていますがペーストや液体タイプには目もくれません。一時期ブームだった鰹節と煮干しも今は食しません。

一番後悔している事

最後に、一番後悔しているのが、猫餌。

ぶくぶく太ってきたり、体重をキープできているうちはまだしも、老化なり、病気なりで痩せてきたとには要注意だと思いました。

食欲がないのが、老化だったり、体調がすぐれないからではなく、「美味くないから」とか「食べずらいから」とかが原因でやせ細ってきたのだとしたら本当に申し訳ないことです。

やっぱり猫餌ジプシーをやめてはいけません。

 

猫餌メーカーは、猫餌ジプシー用の「一口タイプ20種類」を積極的に売り出してほしいところです。

 

以上

老化防止に肉球エイジングケア

でした。

 

遺影じゃなく近影ですから

遺影じゃなく近影ですから… 徐々にヨーダっぽくなってきてます

 

 

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コメント

    • 銀ねこ
    • 2019年 6月 08日

    初めまして、銀ねこ と申します。
    今朝から高齢猫の後脚にいっきに力が入らなくなったので、そのキーワードで検索したところ、とても参考になるブログにたどり着きました。
    実践的でためになるエピソード、ユーモアを交えた表現にお人柄を感じてます。
    そんな風に歳を重ねて飼い主さんのそばで暮らさせてもらっている
    猫さん、幸せですね。
    この記事は少し前のようですが、今もお元気でいらっしゃるといいな、励まされます。
    他にも猫関係のところを拝読させていただきます。

    前後しましたが、保護猫のため推定3〜6歳で我が家に来て13年、現在16〜19歳です。
    後脚の萎えは、病院で関節炎と診断され、今日から4日間ステロイド系の消炎剤で緩和させることに。
    最近後脚の衰えは感じていたので、(この子は、毎朝、二階まで階段を上がってきて飼い主が起きると一緒に降りる習慣があります。
    足腰の弱りは感じていたので、先週各ステップ面に滑り止めをつけたばかりですが、明日、もっと滑り止めの面積を増やすことにしました。)
    これからも、拝読して参考にさせていただきます。
    取り急ぎ、お礼まで。

    銀ねこ

    • admin
    • 2019年 6月 10日

    コメントありがとうございます。

    保護猫で16歳以上ってことはよっぽど快適なのでしょうね。
    安心しきった寝顔が恩返しのように見えたりしませんか?

    当方のスタンスは野良よりましならOK!程度なので、そのまま鵜呑みにすると人でなし呼ばわりされる可能性があることをお見積りください。

    例えば当方若いころにけがが日常のスポーツをしていたので、たとえば関節炎もちであったりします。
    その当の本人の後悔を含めた意見としては、だったらなおさら鍛えておかないと痛いだけで何もできなくなる!です。

    我が猫は体調がすぐれない時には人目を避けておとなしくできる狭いところに隠れたがります。
    例えばリビングにミカン箱サイズの段ボール箱を置いておいたところ、最初はじたばたしてましたが1週間ぐらいでジャンプして入れるようになりました。

    そして、トイレの中でこれ以上は生きていても苦痛だというアピールをして見せてから絶食して餓死するまでの1週間も歩くことは出来ていました

    猫の介護は何をやっても。後悔しか残らないと思うのですが、最小限になるように我が猫は頑張ってくれました。
    後ろ足は大事だと思います。

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