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洗濯機の寿命と、壊れてからの交換と、おまけの水漏れ事故
洗濯槽のお掃除レポートだけで済むはずが、不運が重なり大事になり、夏季休暇が丸つぶれになってしまいました。
洗濯機の寿命
洗濯機は故障する前に取り替えましょうと言われています。
突然故障すると生活に困るからです。
冷蔵庫とは違い、突然壊れる可能性が高いのでそれはその通りです。
そして一般的に、洗濯機の寿命は8年ぐらいと言われています。
これはメーカーの部品の保有義務が、生産終了後7年前後だから、という事が理由に挙げられています。
と、ネットで情報を得たのですが、イマイチ腑に落ちません。
すこし調べてみました。
電気用品安全法
電気用品の安全確保については、1961年施行の電気用品取締法(第234号)(通称:電取法)が2001年に電気用品安全法(通称:電安法)として改正されてれております。
この電安法は、施工時のお国の手際の悪さで、一般に受け入れられずに内容は同じですがPSE法となり、「PSEマーク」として一般には浸透しているようです。
その電安法の寿命や、修理用の部品(補修用性能部品)の保有期間についての箇所を電気用品安全法のページから引用します
(3)製品事故の報告・リコール情報・長期使用製品安全表示制度
・重大事故情報の報告
消費生活用製品の製造事業者又は輸入事業者は、その製造又は輸入に係る消費生活用製品について重大製品事故が生じたことを知ったときは、 知ったときから10日以内に、当該消費生活用製品の名称及び型式、事故の内容並びに当該消費生活用製品を製造し、又は輸入した数量及び販売した数量を内閣総理大臣に報告しなければなりません。(消費生活用製品安全法第35条第1項及び第2項、内閣府令第3条)。
※ 重大製品事故とは、危害の内容や事故の形態が、死亡、重傷(治療期間30日以上又は治ったとき身体障害がある場合)、一酸化炭素中毒、火災(消防が確認したもの)のいずれかである製品事故(法第2条6項、法施行令第5条)
詳細については、製品安全ガイドの事故情報報告のページをご覧ください。 →事故情報報告のページへ(製品安全ガイドのHP)
・非重大事故情報の報告
重大製品事故の発生に至る以前には、数多くのヒヤリ・ハット事例や軽微な事故が発生しているといわれています。(いわゆるハインリッヒの法則) このため、このような非重大製品事故情報を日頃より収集し原因調査などの分析を行うことが、重大製品事故を未然に防止するためには重要となります。 こうした観点から、独立行政法人製品評価技術機構(NITE)では、重大製品事故の原因調査に加えて、非重大製品事故情報の収集・分析も実施しており、事業者の皆様におかれましては、非重大製品事故が発生したことを知った場合は、最寄りのNITE本部又は支所へ報告いただくようお願いします。
詳細については、製品評価技術基盤機構(NITE)のホームページをご覧ください。 →製品評価技術基盤機構(NITE)のHP 製品事故情報収集のページへ
・リコール情報
製品に欠陥や不具合があり安全上問題が生じる可能性がある場合、消費者が製品を安全に使用できるための予防的措置として、事業者が回収、修理等のためのリコールを行っています。 こうしたリコール情報について、消費者への注意喚起等を含め、情報提供を行っています。
詳細については、製品安全ガイドのリコール情報のページをご覧ください。 →リコール情報のページへ(製品安全ガイドのHP)
・長期使用製品安全表示制度
経年劣化による事故が多い製品について、標準使用期間や注意事項の表示が義務付けられています。
(対象品目)
(表示サンプル)
我が家で使用している洗濯機(TOSHIBAのAWD802)の取扱説明書を改めて見直してみますと、この取説には標準使用期間については銘記されていません。
参照 AW-D802VP ⇒ 取り扱い説明署抜粋
これによると、保証期間が「お買い上げ後1年間」となっているだけで、標準使用期間は定められておらず、
修理についての箇所で「修理をすれば使用できる場合は、ご希望により有料で修理させていただきます。」とあります。
これでは保証期間の経過後はいつ壊れるかはメーカーは黙秘ということになり、心配で昼も夜も眠れません。
ただし補修用性能部品の保有期間は6年間とあります。
対して、今回新規購入した「ハイアール アジア 株式会社」の製品「AQW-P70D」には、「長期使用製品安全表示制度に基ずく本体表示について」で、<「設計上の標準使用期間」7年 >とあります。
加えて「設計上の標準使用期間を超えて使用されますと、経年劣化による発火、けがなどの事故に至る恐れがあります。」と免責的にも万全?です。

長期使用製品安全制度に基ずく本体表示について
標準使用期間7年
製造メーカーが標準使用期間が過ぎたらいつ発火するかわからない、と脅されているようなものですね。
ということで、標準使用期間におまけを加えたのが寿命、というより交換時期ということになりますね。
このおまけの算出は、いわゆる一般的な家庭の洗濯頻度と比べての我が家の頻度の実情と、定められた標準使用期間の前向きな誤差と、メーカーの信用度による何となくの寿命を加算した値ということになりますね。
使用頻度による指標
それとは別に洗濯回数では、およそ2500回から3500回、1日1回洗濯すると9年ぐらい(7年から10年)、という指標があります(入手経路不明)。
こちらのほうがわかりやすて、積極的に交換する気になれますね。
であれば、そもそもカウントダウンタイマーでも付けてくれればいいのに。
特にインバーターとかだとさらに産出は複雑で困難になっていくでしょうから。
ということで交換
概算では、我が家の13年以上使っている洗濯機は平均すると、2日に3回位は洗濯しているのでトータル7000回以上、単純な寿命でも、使用回数、どちらで計算しても2倍以上、使用している計算です。
いつ壊れても、交換しても天命を全うしたといえる状態です。
すっきりしたところで、めでたく洗濯機を買い換えました。
ではなく、我が家では、寿命ではなく自前で勝手にいじりすぎてぶっ壊してしまったことによる急きょ購入です。
おとなしく、大事に使っていればまだまだ使えたことでしょう。
ということで一般的な交換時期の2倍使用しての交換となったのですが、
壊れた理由の一因でもある「洗濯槽の掃除」の最後のレポートをさせてください。
洗濯槽の掃除
ボルト破損
思えば1年前に、10年以上使用している洗濯機の不調に、もはやこれまでばかりと、分解して洗濯槽の清掃を実施してみました。
お陰で洗濯槽はピカピカになり(気分は)快適な洗濯ライフを送れたのですがとうとうお盆休みの初日にめでたく寿命を迎えてしまいました。
なんと洗濯層とモーターを止めるボルトが4本中3本も錆による腐食で折れてしまったのです。
ネジがねじ切れるときのあのぞうきんを絞るような感覚に気づいたときにはもう手遅れです。
折れた理由が錆による腐食の場合はエキサイターでも取り除くことは困難です。
(エキサイターは所有していますが失敗が目に見えているのでトライしませんでした)
このボルトは昨年の分解時に気になったので新品に交換したボルトです。
ケチってボルトの素材がステンレスにしなかったのが悔やまれます。※
とはいえ、全体的に腐食が進んでいたので、遅かれ早かれだったことでしょう。※
一応一本だけ留めて洗濯してみましたが脱水での振動が激しいので断念しました。
なので、この洗濯槽での最後のお掃除レポートになります。
※参考までに、ラチェットレンチではなくTレンチのほうが無理な力が加わらないのでボルトは長持ちします。
しかし、普通はそこまで気を使う必要はありません。
洗濯槽の清掃レポート
前回の清掃から高圧洗浄は1か月以上お休みしていたのですが、途中バイオとか重層とかは軽く試してはいました。
しかし開けてびっくり。
たかだか?2か月の放置でこの有様です。

掃除前の洗濯槽 全体がカビと水垢と見えないけど繊維くずの塊もびっしり
以前にも触れていますが、一番臭い個所は洗濯槽の底の部分、洗濯槽とフィンの間の部分でした。
これは汚れの発する臭いというよりは、腐った水のにおいです。
汚れを取り除くことよりも水分を残さないことのほうが、より重要だということでしょう。
選択後の洗濯槽の乾燥が、いかに重要かつ効果的かということの証明ですね。
ということで清掃前と清掃後の写真を載せておきます。

掃除前の洗濯槽の外側 水垢とカビがヒドイ

選択パンの排水溝のトラップ ぬたぬた
掃除後は、

掃除後の洗剤ポケット
壊れてからの交換
もちろん洗濯機を在庫しているわけがありません。なので壊れてからの対応です。
いざ壊れてからの購入では、さぞや生活に困るであろう の困り具合の報告です
一応、昨年から次に購入する洗濯機の選定はそれとなく行なっていました。
で、その方針は、高価なドラム式でもなく、インバーターでもなく、余計な機能は不要、そして容量は5Kg以上ということです。
洗濯時に腰を痛めないことと、回数も一日2回程度で収まるように、という目論見です。
今使っている洗濯機の乾燥機能は数回しか使ったことはないという経緯もあり、余計な機能は不要だとの判断です。
機会あるごとに、家電売場も見て履いたのですが、結局はアマゾンで購入するつもりでいました。
ところがいざ購入を決めた製品は配送に数日要するようです。
それではと、近くの山田電気かその辺の量販店か、とも思ったのですが、在庫確認がうまくいきませんでした。
結局割だけでも良いから当日配送のヨドバシに決めました。
ところが、割高のつもりで購入したのですが実際に支払った金額が思いのほか安くて
改めてまとめてみたら、けして高くはありませんでした。
結果オーライなのですが、安いなら安いでもっとわかりやすくして欲しいですね。
他の添付との比較を概算でまとめるとこうなりました(おおよその価格です)。
■アマゾン
- 価格:33,800円
- リサイクル代:4,104円+540円
- 納期:2〜3日
■ヤマダ電機
- 価格:36,000円(ポイントバックあり)
- リサイクル代:2484円+540円
- 納期:1周間(店舗在庫不明)
■ヨドバシ
- 価格:36,000円(ポイントバックあり)
- リサイクル代:2,484円+540円
- 納期:当日
■実際の支払額(ヨドバシで購入)
「AQW-P70D(W) [全自動洗濯機(7.0kg) ホワイト]」
- 支払金額 37,930 円
今回の還元ゴールドポイント数 3,631 ポイント - 「AQW-P70D(W) [全自動洗濯機(7.0kg) ホワイト]」 36,310 円
- 配達料金: 0 円
- リサイクル料金(洗濯・乾燥機)届先支払 ・洗濯機設置 1 点 1,080 円
- リサイクル搬送費 1 点 540 円
- リサイクル券2484円 直接支払いました。
ダウンタイム
結局のところ、購入を決めてから24時間ほどで交換が完了しました。
購入を決める前の時間を入れても1日半でした。
洗濯機が壊れていると「洗濯ができなくて困る」と騒ぎがちですが、
高々、一泊の旅行をしてきたのと同じですね。
なので、(メーカー曰くの発火が気にならなければ)壊れてからの購入で十分と、我が家では判断しています(ただし自責です)。
おまけの水漏れ
おまけというか、今回のイベント?での一番の出費はこの水漏れ修理代でした。
洗濯機の掃除終了後に、壊れて(壊して)もう使えないことを確認し、購入の手はずを進めていたところに、階下から「水漏れしていますよ」との苦情が……
原因は洗濯機の掃除後の、水道の蛇口とのジョイント部で水漏れが発生し、その水がパンではなく、パンの外側にこぼれ、そしてその水が階下の天井からしたたり落ちてしまうほどこぼれているのみ気が付かなかったことです。
原因は蛇口の経年変化による接合不良。
洗濯機の交換より蛇口の交換を考えろ!ってオチでした。
しかし、蛇口の水漏れだけが原因とは断定できないので、配管掃除もしてもらいましたが、
(この配管掃除の作業代が事前に聞いた価格の数倍に跳ね上がってましたが後の祭り)

新規購入した洗濯機は「ハイアール アジア 株式会社」と一見怪しい会社、 ですが、私が無知なだけでした。 2002年設立の「三洋電機株式会社」がらみの歴史ある会社のようでした。
やはり、洗濯するときだけ蛇口を開ける方がおすすめです。
今まで開けっ放しで問題なく使えていたし、手間なしで楽なので数十年そうしてきましたが、
人様にご迷惑をかけてしまったうえに、また繰り返す可能性があるのでは、もう選択肢はありません。
漏水事故は「2度と繰り返しません」とはなかなか宣言できないので、ひとたび漏水事故を起こしたらもう罪人気分です。
できることなら、念には念を入れた方がよい部類でしょう。
我が家でも都度開け閉めすることにしました。
寿命に関しても、開けっ放しよりも、開け閉めした方が寿命が倍増するそうです。
修理代 > 洗濯器代
これが、他人様に迷惑をかけていないのなら、自分で修理してしまうのですが、
今回はご迷惑をかけてしまっていることと、原因を特定、断言できそうもないので、第三者に修理してもらうのが適切と考えました。
修理代は次のようになりました。
水栓改修工事 および トーラー作業
- 洗濯ニップル水栓交換(防水施行、材料込)15000
- 電動トーラ―基本(~5m) 20000
- トーラー追加メータ作業量(5m)10000
- 基本(漏水調査、他階の作業一式、出張料)3000
- TAX 3840
- 割引 -3000
- 合計 48840
この水漏れ騒動につきましては、
現在階下の修理が進行中のこともあり、
改めて詳細を加筆しておきますので今回はこれだけで勘弁を。
排水管清掃は、頼むより買った方が安い! 今度試してみるかも….
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