猫は、実は、着ぐるみを着ているという事実をご存知でしょうか?
不幸にして、脱水症状の長期的対処法の点滴、というか注水した結果をご存知の方ならお分りでしょう。
補給する水分はこの着ぐるみと本体との間に注射器で注水します。
1週間分ぐらい補給すると、見事に水たまり状態となり、常に体の下方に補給した水分が移動します。
これを見ると、首根っこをつかむことへの抵抗が薄れます。
ところで、実は、我が家では首根っこ持ちはほとんど行いません。
脇根っこか、これから紹介する二点持ちです。
首根っこの持ち方を紹介したのは、呼び名が知られているからです。
首根っこの持ち方があまり推奨されていないのは承知の上で
それでも一手段として知っていて損はないと思ったからです。
しかし首根っこ持ちは、二点持ちに比べ劣る点があります。
首への負担が大きいことと、持ち上げるのに腕力と握力が必要なことに加え、
着地が難しいという実用的でない致命的な弱点があります。
首根っこを持たれることに抵抗がなくても、
いざ着地というときには、猫なりの体勢をとろうと試みます。
その結果は背筋を伸ばしたり、足をつっぱったり。
思い通りにならないことにいらだち、ケージなどに入れる時にはもろに脚で抵抗します。
これを経験してしまうと首根っこ持ちはあまりよろしくないと考えてしまうでしょう。
で、そこで二点持ちです。
二点持ちでは上記の問題は見事にクリアされています。
とくに着地が思うようにできるのはうれしい限りです。
ぜひとも、おとなしい猫ちゃんに頼んで体験してみてください。
注意点は、性格によっては大変自尊心が傷つくらしく、その後のご機嫌が微妙に斜めになる方もおられます。
首根っこを持つのは、用事がすんで、ご退場いただく時をお勧めします。
入場時に利用した場合は用事をさっさと済ましたほうがよいでしょう。

普通の首根っこ

着地前や、嫌がっているときの脚が突っ張っているときの図

脇根っこの例

二点持ちの例、 手の角度が変なのは写真撮影のため

首根っこの補助におしりをつまむと楽にもてます。
着地の際のツッパリがこれで解消されます。

撮影のご褒美は掃除機
【いやいや始める】首根っこの持ち方 二点持ち編 でした。
虐待。通報する。猫抱えるときは両手と腰をきちんと抱っこする。
通報ありがとうございます。なるべく素早い救済が望まれますので猫に限らず虐待と思わしき状態を発見したらご通報をよろしくお願いいたします。
一方、即断することの危険性と、知性が疑われることにもご注意ください。
抱き方は、野良猫、捨て猫で実践してみると、理解が深まります。
命を救えることにもつながるので、むやみに活路を絶つのはお控えください。
おかげさまで元野良のサクラ耳猫ちゃんを保護することができました。 一度捕獲に失敗してしまっていたのと日数が経過して落ち着くどころか逆にパニックが深刻になっていたため、チャンスは一度と覚悟を決めて深夜捕獲に向かいました。
動画も参考にし、何度もイメトレと素振り?を繰り返して、猫ちゃんが怯えて潜んでいる隙間に一人で赴き、(多人数では出てこれない為)猫ちゃんが道路に飛び出す瞬間に首掴みに成功、ゆっくりゆっくり落ち着かせて話しかけながらしっかり掴み続け、洗濯ネットに入れて、更に抱っこ用エプロンにいれてきつく口を締め、宥めながら無事に部屋に帰せました。終始大人しく無抵抗でした。
その後は猫ちゃんの安心感が強くなり、帰宅当日から失踪前よりリラックスして過ごすようになりました。
母猫が昔子猫を隠してくれていた場所に潜んでいたのかもしれません。
元野良で捕獲器経験済みの極度の怖がりな子には、首掴みがいちばん良いというより、これ以外の方法はなく思いました。
私も虐待とはいいませんが首掴みはいけないものだと思っていた時期は長いです。
子猫の頃からしか猫ちゃんを飼ったことがなかったり知識が浅いと虐待に見えますが、猫の習性に基づいた、人にも猫も危険と負担が少ない保護方法で、母猫に運ばれて育った猫ならば、関係性は逆によくなる事が多いと思います。
長文失礼いたしました。
猫ちゃんと、大切な猫を逃してしまい失意で心を病んでしまった家族の命の恩人です。
毅然とした姿勢で、コツを公開してくださっていてくださり、本当にありがとうございます。
さくらチャンの保護者様
少しでも役に立てたようで良かったです。
野良やパニック状態での首掴みの成功率って実際には結構低いと思っているので、初つかみでの成功例は驚きとともにとてもうれしく思います。
ご連絡ありがとうございました。
さくらチャンとそのお仲間の方々のご多幸をお祈りしております。
お返事とお心遣いありがとうございます?
その後ノミ取りや虫刺されなどケアをしながら様子を見ておりました。
幸い猫ちゃんも人間にも怪我もなく、関係性は良好でお腹を出して落ち着いて暮らせています。
今回成功に至ったのはもちろんレクチャーのお陰ですが、要素をプラスすると私が他の猫ちゃんに輸液などを行う機会が多く、猫ちゃんの首下を常にちょいちょい持ち上げる生活を送っていた事もあるかもしれません。
手離しさえしなければ絶対に大丈夫!と自分に言い聞かせて挑めたのはやはりiyaiyaさんのお陰ですので、改めてお礼を申し上げます。
iyaiyaさまと猫ちゃんや大切な皆様が穏やかで優しい日々をお過ごしになられますよう、私からもお祈りさせていただきます。