爪の切り方一つで猫の生活は大きく変わります。
おかれた環境により適切な爪切りをしてあげてください。
猫の爪の切り方は大きく分けて二つの方法が紹介されています。
一つは
爪先2mm位のとがった部分のみを切る方法です。
猫本来の状態を保つことを優先し、また伸びてとがってきたらお手入れしましょうというスタンスです。
もう一つは
とがっていてもいなくてもどんどん切っていく方法。
血管や神経(クイックというそうです)を傷つけないように最初は先端のみから始めますが
クイックの部分の後退とともにどんどん深爪?して短くしていきます。
入院時などの爪切り処理はこちらの傾向のように感じます。
爪とぎの被害を最小限に、というかなくそうというスタンスです。
ここではそれぞれに適した切り方があるので紹介します。
◆先端のみのカットでよい場合の切り方
切る角度が2パターンあります。
1つめは、
猫に向かって前方から水平に爪を切ります。
爪切りした後でも、まあまあとがったままを保てます。
爪とぎしても新しい爪にならないときはこちらが適しています。
猫的にはいつでも臨戦態勢でいられます、外回りをする猫はこちらがよいと思います。
爪切りの期間も長めにできると思います。
ただ、爪切りのタイプや切れ味により不向きな場合があります。
普段爪切りが不要な猫でも、負傷や不揃いなど、指のばらつきにより脱爪出来ない指があったりします。
その場合もこちらがよいでしょう。
2つ目は
猫に向かって前方から水平に爪を切るのではなく90度に切ります。
また「…その2」の時のような半月になってしまった場合もこちらです
爪切りした直後は爪がとがっていません。
爪とぎの被害を抑えたい場合はこちらがお勧めです。
爪切りの期間は、次の新しい爪の準備が整うころか、脱爪したころになります。
新しいとがった爪の感覚を猫に味あわせてやる期間を設けるかどうかは、飼い主のスタンスによります。
◆どんどん深爪するときの切り方。
爪に対し垂直(90度)に切ります。
爪とぎをしても簡単に割れにくい状態になります。
飼い主の希望する状態を保ちやすいと思います。
注意してほしいのはこの場合でも普段の行動パターンにより、
爪割をしてあげる必要がある場合と、ない場合があるということです。
猫の状態により異なると思うのでよく見てあげてください。
爪割が必要な猫の場合はきれいに切る時と、割るだけの時を組み合わせるとよいでしょう。
それぞれ使い分けください。
我が家の猫は年寄なこともありますが、健康状態やストレスの状態などで爪の状態がコロコロ変わります。
爪に限らず定期的に健康チェックが必要ですね。
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