猛暑真っ盛りなこの季節、掃除機デビューしてあげませんか?
毛もノミもフケも、すべて吸い取って、気分爽快この上ありません。
きっと安眠できると思いますよ。
きっと。
とはいえ、猫にとって掃除機は、とても仲良くなれるような代物ではありません。
半径1m以内に近づくことさえできないかもしれません。
体はイヌ並みだし、低音で唸るし、臭かったり、生温かったり、あるいはひやりとしたりします。
どう見ても生き物だし、爪を立ててもびくともしないし、とてもかないそうにありません。
お仲間どころか、ご主人様を掃除機にとられてしまうかもしれないライバルでもあります。
実際、わが家の猫は7年間拒み続けました。
それでも、換毛処理をしばらくサボったご主人様のおかげで、ある猛暑の日に、それは訪れました。
いったん快適さを知ったらもう平気、自分からおねだりするようになります。
デビューまでの手順はこんな感じでどうでしょうか。
・掃除機のノズルはなるべく小さくて、かつ吸い込んだときに密着しないものを使います。
大きいと怖がるからです。
吸い付いて密着するのも面倒です。
ブラシになっているものが適当ではないでしょうか。
わが家は普通の隙間ノズルを使っています。
・掃除機の電源を入れずに背中を軽くたたいたり、気持ちよさそうなことをしてあげます。
電源が入ってなければ危険ではないことを覚えさせましょう。
・慣れたら、次に部屋をうるさくしましょう。
うるさくても平気なようにしてください。いよいよ電源オンです。
テレビや他の騒音に紛れさせて、掃除機の電源を入れます。
もちろん最初は「弱」です。
そして掃除機やノズルを猫に近づけていきます。
・接近に成功したら、背中とか気持ち良さがりそうなところをちょっとずつ吸ってみます。
これも成功したらもう終わったようなものです。
掃除機で吸うと気持ちがよいことをどんどん教えてあげましょう。
あっという間に虜になるはずです。
注意事項としては、
耳や目を吸わないように手で隠してあげるとよいでしょう。
目と耳を隠すのは騒音や、恐怖心対策にもなります
一応動画です。(この日は不機嫌でした)
掃除機は2台、できれば1台は猫専用にするとよいです。
掃除機が2台あると、掃除機の掃除(メンテナンス)を掃除機でするという、きれい好きにはたまらないおまけがついてきます。
掃除機につける猫用のブラシもあるようですがうちでは使ってません。
ブラッシングやコーミングは静かにやりたいですし。
掃除機に慣れたらドライヤーも平気になりそうですね。
わが家のBeaの場合は、シャンプーはまだまだ先の話です……
それではまた。
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