【いやいや始める】正しい爪のお手入れ(猫)その2 

正しい爪のお手入れ方法を説明します。 ←その1から読む

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二人一組での方法です。

主に説明するのは、普通の爪切りではなく脱皮(脱爪)の手伝いです。
普通の爪切りを続けていると、爪の脱爪が正しく行われなくなることがあるので、その場合の説明をします。

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まず、持ち方からです。
かなり暴れることになると思うので、ぜひマスターしてください。

動画を見てください。

首根っこを掴んで持ち上げます。
動画では足が床についていますが、完全に持ち上げると、さらにおとなしくなります。
見た目は同じでも、ご機嫌なときと不機嫌なときがあります。
嫌がり出したら……すべてを放棄して、撤収しましょう。

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右手の中指で説明します。

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このように半月状になってしまっています。

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この爪の内側に傷をつけます(切れ込みを入れる程度です)。
傷を入れることで爪が割れやすくなります。
まずはここまでで十分です。

いきなり仕上げないことがコツです。

なぜかというと、爪の中の血管を傷つけてしまう場合があるからです。
二人一組で、一人は首根っこを持ち上げて爪を出し、もう一人が爪を切ります。

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こんな感じです。

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今回はここまでです。
このあと、数回に分けて今回の作業を繰り返し、様子を見てください。
猫が自分で爪を噛んで割ってくれる場合もあります。

綺麗な爪になったら完了です。
綺麗な爪の写真は後日アップします。
爪がうまく割れたら、普通の爪切りをしてあげましょう。

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翌日の写真です。
昨日より少し細くなっているのですが、思ったより爪が割れてくれません。
さらに爪切りで傷を入れてみたところです。
まだまだ日にちがかかりそうです。
※ギロチン式ではなくニッパーでやると展開が早そうですが、危険なので止めましょう。

続く
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さらに2日後。
前回より尖っていますが、わかりにくいですね……。

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爪とぎは、2種類用意します。

ダンボールのものはストレス解消のため、
麻のものは爪を割るために用意します。
うちの猫は麻だとひっかって気持ちよく研げません。
なのでダンボールの方がお気に入りです。

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持ち方はこうです。
バカ猫なのがここでバレました(足が伸びている)。

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前回から4,5日目です。
途中、爪を傷つけて出血させてしまいました(写真上方の猫差し指は、うまくいきました)。
とりあえずこのぐらいで完了です。
また普通の爪切りをします。

DSC_0740-1

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ということで、普通の爪切りの合間に爪割もしてあげましょう。

 

今回爪割をしないで爪切りのみで数か月放置したら、非常にまずい状態になってしまっていました。
悪い例でした。
みなさんは気をつけてください。

 

 

おしまい。
7/22追記:通常の爪切りも、目的により切り方を変えたほうがよいと思うので後日「正しい爪のお手入れ(猫)その3」をアップします。⇒その3
最初に記事のみで、その後写真をうまく撮れたら画像もアップします(何せ狂暴なので)。

 

補足:勘違いされる方がいらっしゃるとよくないので補足します(2013/7/22)
今回爪割という言葉を使っていますが、これは意図的に爪を割るという意味で使っています。
爪切り自体はもちろんよく切れるほうがよいです。
切るのではなく割るだけの時にも切れ味がよいほうが楽に作業できます。
いうまでもなく切れ味が良ければ良いほどネコへの負担が少なくなります。
バリカンタイプを薦めていますが、たまたま私が他のタイプを使いきれていないだけかもしれません。
特に強要はしておりませんことをお伝えしておきます。
あと、首根っこもったりしてますが、通常の優しい方法で爪切りできている方は、わざわざこの方法にする必要はありません。

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